みんカラを徘徊していると、ボディーの凹みを直す「ひっぱり君」を試してみた〜という記事をよく見かけます。
私も、仕事柄、「ひっぱり君、どうでしょう?」と聞かれることがよくあります(笑)。
でも、皆さん、へこみをドライヤーで加熱したり、熱した部分にエアーダスターを逆さにして噴射したり・・・。ネット上には、動画でプロ顔負けのやり方の説明も。
ひっぱり君は、セットで数千円。板金塗装に頼めばウン万円の出費・・・。
でも、「パッと見、殆どわからなくなりました」という記事も。
私も、ものは試し。
スイフト ルーフサイドのガッツリ凹みです。
結構深いヘコミなので、ひっぱり君のデントプーラーで引っ張って凹みの芯が上がるかどうか・・・。
一度、「ひっぱり君」で引っ張ってみました。
凹みがキツイと盛り上がって、こんな感じになります


引っ張り君でひっぱってみたら、こんな感じになりました。
ちなみに素人が「ひっぱり君」を使って直すと、この段階の仕上がりで終わりかも〜。
値段からして、そこそこ目立たなくなれば良し!という方には、良いかもしれません。
デントリペアの技術をプラスしてこのように治りました。
さて、ここからデントリペアの技術を使って、ゆがみが上がっているところをポンチングして、また引っ張り上げて・・・を何度か繰り返して修復しました。
自己流で失敗してひどくなってしまうことがあります
たま〜に・・・、もともとのヘコミをオーナー様が自己流で修復し、このゆがみをマシにしてほしいとのご依頼を受けます。
フィールダーのルーフ、ゆがみの裏はちょうど袋状になっていてデントツールが入らない!
デントプーラー(塗装面から引っ張る道具)とデントリペアのノウハウを使って修復しました。
できれば、先に呼んで欲しいです(^_^;)〜。
自己流のヘコミ直しで、塗装面にキズがつくのがもったいないですから〜。