ひと癖もふた癖もあるプレス。
ギャラン フォルティスのリアドアの修理です。
プレスラインにガッツリ プレスラインの鋭角のラインがひん曲がっています。


このタイプのプレスラインはいやらしく、まず、ひん曲がったプレス部分を全て上げていかないと何も始まらないヘコミです。
プレスの下側のヘコミも目線を下げてゆがみを確認し、いろんな角度からデントリペア。
ひん曲がったプレスをストレートな素直なプレスに直すのは一苦労でした。
でもここが、職人の腕の見せ所。
技術力によってかなり差がでるところです。
もう一台も、ギャランフォルティス。リアドアです。
リアドアのプレスラインの下の横にズリッと凹み。


お客様から「こんな凹みも直るのですか・・・?」
と言われたときが、じつは私にとって最高の瞬間です。
デントリペアとしては難度の高いヘコミですが、お客様の目の前で、なんなく修理完了。
「おお〜、どこが凹んでいたかわかりません!」と、興奮するお客様の声を聞くのが、技術者として至福の時。
この仕事をしていて、本当に良かったと思える瞬間です。
特に、ギャランGTO(写真3)のような古く、大切な思い出のつまった車を修理させて頂くときは、光栄でもあり、緊張します。


全体的にヘコミがいっぱいです。
古い車は、塗装の割れが心配なので丁寧に・・・。
そして内張りはできるだけ外さず、デントリペア。
格闘しました〜!職人冥利につきます〜。
朝9時にお伺いして、終わったのは、午後6時前。
ヘコミヵ所は、30ヵ所を超えていたかと思います。
詳しくはお客様のブログをどうぞ。
ブルーアイスのひまひま防備録
http://blogs.yahoo.co.jp/ueki0053/36847431.html
デントリペアと言っても対応できる凹みは、職人の腕によってかなり差があります。
よいご縁がありますように!